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NBA・バスケまとめ日誌

NBA 2026-27シーズン順位予想|東西全30チームを解説

コラム

NBA 2026-27シーズン順位予想 東西全30チームを解説

NBA 2026-27シーズンの順位予想です。西の1位はサンアントニオ・スパーズ、東の1位はニューヨーク・ニックスにしました。

予想するのはレギュラーシーズンの順位だけで、優勝チームは予想していません。材料にしたのは、昨季の成績、オフの移籍、開幕直前の負傷情報、それに専門家や統計モデルの予想です。情報は2026年10月20日時点のもので、開幕戦の結果は入っていません。

記事の中の「昨季」は2025-26シーズン、「今季」は2026-27シーズンのことです。

NBA 2026-27シーズン順位予想の結論

順位 ウエスタン・カンファレンス イースタン・カンファレンス
1 スパーズ ニックス
2 サンダー セルティックス
3 ナゲッツ ピストンズ
4 ロケッツ シクサーズ
5 ティンバーウルブズ キャバリアーズ
6 ウォリアーズ ペイサーズ
7 レイカーズ ラプターズ
8 トレイルブレイザーズ ヒート
9 サンズ マジック
10 マーベリックス ホークス
11 ジャズ ウィザーズ
12 クリッパーズ ホーネッツ
13 グリズリーズ ネッツ
14 ペリカンズ ブルズ
15 キングス バックス

各カンファレンスの1〜6位はそのままプレーオフへ進み、7〜10位はプレーイン・トーナメントで残り2枠を争います。東西に分かれる仕組みはNBAのカンファレンスとは?で解説しています。

予想の前提と見方

2025-26シーズンの全30チームの勝ち数とネットレーティングの散布図。ホーネッツは内容のわりに勝てず、レイカーズは接戦を勝ち切った

勝ち数だけで順位を決めないように、ネットレーティングも見ました。100回の攻撃あたりで何点勝ち越したかを表す数字で、チームの地力が出やすいとされています。

この2つがずれるチームは、意外と多いです。昨季のホーネッツはネットレーティングがリーグ8位の+4.9だったのに、44勝止まりでした。残り5分で5点差以内の接戦を10勝18敗と落としたからです。逆にレイカーズは+1.5で53勝しています。接戦を22勝8敗と勝ち切っていました。接戦の勝率は年ごとに変わりやすいので、昨季の勝ち数をそのまま今季に当てはめることはしていません。

大差がついたあとの時間(ガベージタイム)を除いて計算し直す方法も、5チームで試しました。差は最大でも0.9点で、順位が入れ替わるほどではありませんでした。

ほかに見たのは、主力が何試合出られそうか、オフの出入り、監督の交代です。今季は6チームが新監督でスタートします。専門家11人の順位予想や統計モデルとも比べていて、大きく違うチームは理由を書きました。

最初に断っておくと、筆者はウォリアーズファンです。そのぶんは割り引いて読んでください。

ウエスタン・カンファレンス順位予想

1位 サンアントニオ・スパーズ

チームの方向性がはっきり決まったシーズンだと思います。ヴィクター・ウェンバンヤマが多少無理をしてでも試合に出て、確実に1位を取りにいくはずです。

昨季は62勝20敗。ウェンバンヤマがコートにいる時間はとにかく強く、彼を含む2人組はネットレーティング+17〜+20を記録しました。そこへディアロン・フォックス、ステフォン・キャッスル、ディラン・ハーパーの3ガードがいて、オフにはトバイアス・ハリスも加わっています。

ハリスは左ふくらはぎの肉離れで開幕戦を欠場します。ただ、長く休む負傷ではないと見ていて、すぐに戻ってくるでしょう。専門家11人のうち6人も、スパーズを西の1位に挙げていました。

2位 オクラホマシティ・サンダー

昨季は64勝18敗、ネットレーティング+11.1はリーグ最高でした。統計モデルは今季もサンダーを西の1位にしています。

それでも2位にしたのは、脇を固めていた選手がまとめて抜けたからです。ルーゲンツ・ドート、アーロン・ウィギンズ、アイザイア・ジョーの3人で、昨季よく一緒に出ていた2人組の上位10組のうち、3組にはドートが入っていました。新しい役割分担がかみ合うまでには、少し時間がかかりそうです。

それに、このチームはレギュラーシーズンでそこまで無理をしないと思います。シェイ・ギルジャス・アレキサンダーを中心に戦力は十分なので、1位にこだわるより、春に万全でいることを選ぶでしょう。

3位 デンバー・ナゲッツ

ニコラ・ヨキッチがいて、ジャマール・マレーとアーロン・ゴードンが安定して出られれば、このくらいの位置には来ます。ゴードンは昨季36試合しか出られませんでしたが、ヨキッチと一緒に出た時間は+18.1。2人がそろうかどうかで、勝ち方がかなり変わります。

弱点は昔から同じで、ヨキッチが休んでいる時間です。昨季、ヨキッチがベンチにいる時間のネットレーティングは-2.9でした。そこにデマー・デローザンが1年契約で入ってきました。先発ではなくシックスマンとして使うなら、控えの時間の得点はある程度任せられるはずです。

もう1つ、昨季のプレーオフ1回戦で2勝4敗と敗れたティンバーウルブズとの関係も変わりそうです。ジュリアス・ランドルとナズ・リードが抜けて、相手のサイズが小さくなりました。苦手にしてきた相手でも、今季はやりやすくなっていると思います。

4位 ヒューストン・ロケッツ

フレッド・ヴァンブリートが戻ってきたのが、何より大きいです。昨季は右ひざの前十字じん帯断裂で全休でしたが、プレーシーズンの初戦で24分17得点と、もう普通に動けています。

昨季のロケッツは、攻撃を組み立てる役が足りませんでした。ケビン・デュラントとアルペレン・シェングンが一緒に出た時間は+1.2で、ほかの主な組み合わせ(+5前後)より明らかに伸び悩んでいます。ヴァンブリートがボールを運んで配れば、2人はもっと楽に点を取れるはずです。

マーカス・スマートらの控えも加わり、選手層も厚くなりました。派手さはなくても、大きく崩れないチームだと思います。

5位 ミネソタ・ティンバーウルブズ

シーズンの最初は調子がいいと思います。ラメロ・ボールとアンソニー・エドワーズのコンビは、それくらい強力です。

ただ、最後はこのあたりに落ち着きそうです。ボールが負傷で一時的に抜ける時期が来ると見ていて、そうなると新しい攻撃の形が止まります。昨季82試合すべてに出たドンテ・ディヴィンチェンゾも、プレーオフで右アキレス腱を断裂して復帰時期が決まっていません。彼が出ている時間と出ていない時間では、得失点差に8点以上の開きがありました。

ランドルとリードの代わりにジョナサン・クミンガが入り、チームの形はがらっと変わっています。うまくはまれば上もありますが、5位と予想しました。

6位 ゴールデンステート・ウォリアーズ

ファンとしての気持ちが入っていないと言えば、うそになります。ただ、根拠がないわけではありません。

昨季は最悪のシーズンでした。ジミー・バトラーが1月に右ひざの前十字じん帯を断裂し、モーゼス・ムーディーも3月に左ひざの膝蓋腱を断裂。ステフィン・カリーも43試合しか出ていません。それでも37勝しています。

今季も、バトラーとムーディーが戻るのは1〜2月ごろの見込みです。クリスタプス・ポルジンギスは期限なしの離脱になりました。それまでの期間を、カリーの出場時間を管理しながら戦えるかどうか。そして、ドラフト11位の新人ヤクセル・レンデボーグが2番手の得点源として働けるかどうか。この2つがうまくいって、バトラーが戻るまで勝率5割前後で粘れれば、プレーオフに直接出ることも十分あると思います。

専門家11人の中に、ウォリアーズを上位8に入れた人は1人もいませんでした。一方で、統計モデルの予想は43勝前後で、西の6〜7位あたりです。この予想は、モデルの見方に乗っかっています。

7位 ロサンゼルス・レイカーズ

ルカ・ドンチッチは、やっぱり強力です。センターにウォーカー・ケスラーを取ったのも、ドンチッチのピック&ロールを考えればいい補強だと思います。ドンチッチとオースティン・リーブスの2人が出た時間は、昨季+8.9でした。

それでも7位にしたのは、この2人への依存度が高すぎるからです。レブロン・ジェームズや八村塁が抜けて、ロスターは大きく入れ替わりました。どちらかが欠けたときの代わりが見当たらず、負傷の不安もあります。新しい選手とのかみ合わせも、まだ分かりません。

昨季の53勝も、接戦を22勝8敗と勝ち切った分がかなり大きかったです。ネットレーティングで見れば+1.5で、今季もこのあたりだと思います。

8位 ポートランド・トレイルブレイザーズ

ジャ・モラントが来て、左アキレス腱を断裂していたデイミアン・リラードも戻ってきました。リラードはプレーシーズンで19分15得点と、もう実戦に出ています。名前だけ見れば、攻撃はかなり面白いチームです。

ただ、昨季のブレイザーズは、ジュルー・ホリデーとデニ・アブディヤが軸としてはっきり決まっていました。ホリデーが出ているかどうかで、得失点差は10点以上変わっています。そこにボールを持ちたいガードが2人増えると、チームの序列が乱れます。新監督マイカ・ノーリの下で、それが落ち着くまでには時間がかかるでしょう。

シェイドン・シャープも右ひざ半月板の手術で、6か月後に再評価です。プレーインの上のほうに収まると見ました。

9位 フェニックス・サンズ

デビン・ブッカーとジェイレン・グリーンがいるので、点は取れます。痛いのはセンターのマーク・ウィリアムズで、9月に左肩の関節唇の手術を受け、復帰時期はまだ発表されていません。

それと、このチームはロールプレイヤー寄りの選手が多いです。こういうチームは、シーズンが進んで相手にスカウティングされると、勢いを保つのが難しくなります。昨季は45勝しましたが、ネットレーティングは+1.4で、勝ち数ほどの余裕はありませんでした。去年よりは落ちると思います。

10位 ダラス・マーベリックス

外部の予想より、かなり高く見ているチームです。専門家11人のうち、マーベリックスを上位8に入れたのは1人だけでした。

期待しているのは、2年目のクーパー・フラッグの伸びです。そこに、左ひざの前十字じん帯断裂から戻ったカイリー・アービングがいます。アービングはプレーシーズンで22分17得点と、すでに試合に出ています。2人がそろえば、一気に浮上してもおかしくありません。

もう1人、ホークスから来たザカリー・リザシェにも注目しています。2024年ドラフト全体1位の選手で、彼の成績しだいでは、この順位よりもっと上に行けると思います。

不安は前線の健康です。デレック・ライブリーIIは足の手術明けで、プレーシーズンは全休でした。新監督ダスティ・メイの1年目でもあり、ひとまずプレーイン圏の最後の枠にしました。

11位 ユタ・ジャズ

専門家の予想では、プレーイン圏に入れる人が多いチームです。中央値は7位でした。ただ、筆者はドラフト全体2位のダリン・ピーターソンをそこまで評価していません。1年目から勝ち負けを左右するほどではないと見ています。

ラウリ・マルカネンとジャレン・ジャクソンJr.は、今季も活躍するでしょう。それでも、昨季は22勝60敗のチームです。センターのユスフ・ヌルキッチも右足の負傷で最低4週間離脱するので、今年はこのあたりだと思います。

12位 ロサンゼルス・クリッパーズ

八村塁にとっては、いいシーズンになりそうです。オフにレイカーズから移り、プレーシーズンは3試合すべてに先発しました。21得点、14得点、16得点で、3試合ともチーム最多です。個人としては躍進すると思います。

ただ、チームとしてはこのくらいかな、という見方です。カワイ・レナードがラプターズへ移り、その交換で来たブランドン・イングラムは右アキレス腱の部分断裂で、いつ戻れるか分かりません。ブラッドリー・ビールも右ひざの炎症で復帰時期未定です。能力のある選手は多いのに、そろう時期が見えません。シーズンの途中で、トレードで指名権を回収するような動きもあると思っていて、そうなるとチームはさらに安定しないでしょう。

13位 メンフィス・グリズリーズ

モラントがブレイザーズへ移り、ドラフト全体3位のキャメロン・ブーザーを取りました。再建の1年目なので、こんなものだと思います。昨季は25勝57敗でした。

楽しみなのは、ザック・イーディーら有望なビッグマンが多いことです。若い選手たちが戦い方を覚えれば、シーズンの後半にもっと伸びるかもしれません。ただ、試合を締められる得点源がまだいないので、今季は上位との差が大きいままだと見ています。

14位 ニューオーリンズ・ペリカンズ

正直なところ、キングスよりはましという程度です。

ザイオン・ウィリアムソンは昨季62試合に出ましたが、チームは26勝56敗でした。今季はジャマール・モズリーが新監督になり、ベネディクト・マサリンも加わりました。つま先を痛めていたデジョンテ・マレーも開幕に間に合いそうです。上積みはあるものの、守備の弱さまで埋まるとは思えません。

15位 サクラメント・キングス

上がり目が見当たりません。

開幕直前の10月18日、ベン・シモンズが練習中に右アキレス腱を断裂し、今季は絶望になりました。控えのセンター2人も負傷で欠場しています。昨季はドマンタス・サボニスが19試合、ザック・ラビーンが39試合しか出られず、22勝60敗でした。ドラフト7位の新人とサボニスの連係に期待はありますが、それで守備と層の薄さが片づくとは思えず、最下位にしました。

イースタン・カンファレンス順位予想

1位 ニューヨーク・ニックス

やはり、安定した強さで1位です。

昨季の王者で、ジェイレン・ブランソン、ジョシュ・ハート、ミケル・ブリッジズ、OG・アヌノビー、カール・アンソニー・タウンズの優勝メンバーの先発5人がそのまま残りました。主力の誰が出ていても、出ていなくても、得失点差がそれほど変わらないのがこのチームの強みです。1人欠けたくらいでは崩れません。開幕戦の負傷者リストにも、ニックスの選手は1人もいませんでした。

日程の負担もリーグで一番軽いとされています。気になるのは、ミッチェル・ロビンソンが抜けたあとの控えのリム守備と、タウンズとの契約延長が期限までにまとまらなかったことくらいです。

2位 ボストン・セルティックス

チームとしての戦い方がもう完成しているのが、セルティックスの強みです。昨季は、アキレス腱断裂で長く離脱したジェイソン・テイタムをほとんど欠いたまま、56勝しました。ネットレーティング+8.3は東2位です。

今季はそのテイタムが開幕から出られます。さらにニックスからミッチェル・ロビンソンが来て、リバウンドが一段と強くなりました。ジェイレン・ブラウンは抜けましたが、代わりに来たポール・ジョージはうまくはまりそうです。ただ、ジョージは過去2シーズンで78試合しか出ておらず、出場が安定しないのが気がかりです。

デリック・ホワイトは、3番手の立場になればむしろ持ち味が出ると思います。昨季以上の活躍もあるでしょう。

3位 デトロイト・ピストンズ

昨季は60勝22敗で東1位でした。ネットレーティング+8.4も東で一番です。

ケイド・カニングハム、ジェイレン・デューレンらの中心は残っていて、チームの上から3番手までの序列は昨季と同じです。デューレンとは5年の大型契約で合意したと報じられています。

ただ、トバイアス・ハリスがスパーズへ、アイザイア・スチュワートとキャリス・ルバートもチームを離れました。昨季はハリスを含む2人組が+11〜+14と、かなりいい数字を出していました。この経験のある選手たちが抜けた分、昨季より少し下がると思います。

4位 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ

レブロン・ジェームズとジェイレン・ブラウンが加わり、タイリース・マクシー、ジョエル・エンビード、VJ・エッジコムと並ぶ先発は、まさにスター軍団です。主力5人はそろって開幕に出られる見込みです。

それでも4位にしたのは、ケミストリーができるまでに少し時間がかかると思うからです。新しく入った選手は9人もいます。エンビードも昨季は38試合しか出ていません。マクシーとエンビードが一緒に出た時間は+7.2と良かったので、2人がそろう試合がどれだけあるかが勝負になりそうです。

5位 クリーブランド・キャバリアーズ

レギュラーシーズンは安定して勝てるチームです。ドノバン・ミッチェル、ジェームズ・ハーデン、エバン・モーブリー、ジャレット・アレンの中心は残り、ナゲッツからペイトン・ワトソンが加わりました。ミッチェルとアレンの2人組は、昨季+11.3でした。

ただ、上の4チームが強いので、この順位になります。人件費を抑えるために控えの選手が何人も抜け、層が薄くなったのも気になるところです。

6位 インディアナ・ペイサーズ

タイリース・ハリバートンが戻るので、プレーオフへの直接出場はすると思います。

昨季は19勝63敗でしたが、これはハリバートンがアキレス腱断裂で1年間全休した結果です。今季はプレーシーズンにも出て、開幕戦には出場時間の制限なしで出る見込みと報じられています。統計モデルの中にはペイサーズを東の10〜11位と低く見るものもありますが、昨季の数字を出発点にするのは低すぎるでしょう。

パスカル・シアカムや、2月に加わったイビツァ・ズバッツとハリバートンの連係が早く整えば、もう少し上も見えてきます。

7位 トロント・ラプターズ

カワイ・レナードが来たのは大きいです。昨季のクリッパーズでは、レナードが出ているかどうかで得失点差が13点以上変わっていました。開幕時点で負傷者がいないのも好材料です。

それでも、上位が強すぎます。ニックス、セルティックス、ピストンズ、シクサーズ、キャバリアーズの5チームを地力で抜くのは簡単ではありません。レナードは昨季65試合の出場で、年間を通して出続けられるかどうかも分かりません。プレーインからの勝ち上がりを狙う位置だと思います。

8位 マイアミ・ヒート

ヤニス・アデトクンボがバックスから来ました。これは大きいです。バム・アデバヨと組む前線は、守備ならリーグでも上位に入るはずです。

ただ、上位の強さを考えると、このくらいになります。それにシューターが足りないかもしれません。タイラー・ヒーローら外から点を取れる選手が抜け、ボールを運ぶ役も手薄です。アデバヨは右の鼠径部の張りでプレーシーズン最後の3試合を休み、アデトクンボも昨季は36試合の出場でした。2人そろって出られる試合がどれだけあるかも気になります。

9位 オーランド・マジック

フランツ・ワグナーの負傷が痛いです。プレーシーズン最終戦の途中で右肩を痛めて退き、開幕に出られるかは微妙です。昨季も34試合しか出られませんでした。

もう1つは、オフに3ポイントの補強ができなかったことです。昨季の3ポイントの本数はリーグ27位で、ショーン・スウィーニー新監督の下でニコラ・ブーチェビッチは加わったものの、外から打てる選手を増やす目立った補強はできませんでした。昨季は接戦を27勝16敗と勝ち越して45勝しましたが、ネットレーティングは+0.6でした。そこまでは伸びないと見ています。

10位 アトランタ・ホークス

トレイ・ヤングを手放したことで、攻撃の組み立てには苦労しそうです。

守備は良くなりました。サンダーからルーゲンツ・ドートとアーロン・ウィギンズが来て、ダイソン・ダニエルズと組む外回りはかなり厚いです。ダニエルズも、昨季は出ているかどうかで得失点差が10点以上変わる選手でした。

一方で、ボールを運んで配る役はCJ・マッカラムらに任せることになります。ヤングは昨季ホークスで10試合しか出ておらず、昨季の成績はほぼヤング抜きの数字です。それでも、司令塔がいない影響はシーズンの中で少しずつ出てくると思います。

11位 ワシントン・ウィザーズ

昨季は17勝65敗で、守備の効率はリーグ最下位でした。そこへトレイ・ヤング、アンソニー・デイビス、ドラフト全体1位のAJ・ダイバンサが来ます。チームの顔ぶれはまるで違います。

ヤングがボールを配れば、若い選手たちはかなり生き生きとプレーできるはずです。勝ち数は大きく増えると思います。ただ、デイビスは怪我であまり出られないと見ています。昨季は20試合の出場で、60試合以上に出たのは過去6シーズンで1度だけです。ダイバンサは素材型の選手で、光るものは見せてくれるでしょうが、1年目からチームを押し上げるところまではいかないと思います。

12位 シャーロット・ホーネッツ

期待の若手は多いのに、ラメロ・ボールがいない大きさを感じるシーズンになりそうです。

昨季のホーネッツは、ネットレーティングが東4位の+4.9でした。数字だけなら、もっと上にいてもおかしくないチームです。ただ、その中心にいたボールがウルブズへ移りました。昨季、ボールが出ているかどうかで得失点差は7点以上変わっていました。

さらに、コビー・ホワイトとコン・クニッペルがプレーシーズンを全休し、いつ戻れるか決まっていません。ブランドン・ミラーとクニッペルの2人組は昨季+10.6でした。誰をチームの中心に据えるかを早く決められるかどうか。今季はそこが鍵だと思います。

13位 ブルックリン・ネッツ

ジュリアス・ランドルを取ったことで、攻撃は少し安定するはずです。マイケル・ポーターJr.もそれなりに活躍するでしょう。昨季は20勝62敗で、得点はリーグで一番少ないチームでした。

それでも駒が足りません。ニック・クラクストンが抜け、ゴール下の守備にも不安が残ります。新人ガードのミケル・ブラウンJr.も、出場時間を制限しながらベンチから使われる予定です。

14位 シカゴ・ブルズ

ドラフト全体4位のケイレブ・ウィルソンは、1年目から活躍すると思います。マタス・ブゼリスとともに、チアゴ・スプリッター新監督の下で若いチームを引っ張るでしょう。

ただ、チームとしてはこのあたりに収まりそうです。クラクストンはハムストリングの負傷で、開幕から2週間ほどは出られません。昨季31勝のチームで、終盤に試合を決め切れる選手もまだ見当たりません。

15位 ミルウォーキー・バックス

有望な選手は多いように見えますが、チームの中心になる選手がいません。

アデトクンボがヒートへ移り、タイラー・ヒーローらを迎えて、監督もテイラー・ジェンキンスに代わりました。昨季も、アデトクンボを含む組み合わせを除くと、よく出ていた2人組はほとんどがマイナスでした。そのアデトクンボがいない今季、安定した成績を残すのは難しいと思います。ヒーローも昨季は33試合の出場で、足の手術や処置を何度も受けています。

外部の予想と違うチーム

ウォリアーズ、マーベリックス、ジャズ、ペイサーズ、ラプターズ、ピストンズについて、この記事の順位と専門家の中央値、ESPN BPIの順位を比べた図

統計モデルや専門家の予想と、特に違ったのは次のチームです。

チーム この記事の予想 外部の予想 違う理由
ウォリアーズ 西6位 専門家11人の誰も上位8に入れず。統計モデルは西6〜7位あたり 負傷者だらけの昨季でも37勝。モデルの見方に近い
マーベリックス 西10位 上位8に入れた専門家は1人 フラッグの2年目とアービングの復帰
ジャズ 西11位 専門家の中央値は7位 新人の影響を控えめに見た
ペイサーズ 東6位 モデルの一部は10〜11位 昨季はハリバートン全休の数字
ラプターズ 東7位 専門家の中央値は4位 東の上位5チームが厚い
ピストンズ 東3位 昨季は東1位 経験のある選手が抜けた

プレーオフ進出ラインの見どころ

西は6位から10位が混戦になりそうです。ウォリアーズ、レイカーズ、ブレイザーズ、サンズ、マーベリックスは、どこも主力の健康か新しい組み合わせに不安を抱えています。プレーイン・トーナメントを避けて6位以内に入れるかは、負傷者が戻る1〜2月までに、どれだけ白星を積めるかで決まると思います。

東は、上位5チームとそれ以外の差が大きいシーズンになりそうです。6〜10位のペイサーズ、ラプターズ、ヒート、マジック、ホークスは、エースが何試合出られるかで順位が入れ替わります。ハリバートン、レナード、アデトクンボとアデバヨ、ワグナー。この顔ぶれの出場試合数に注目です。

よくある質問

2026-27シーズンの西の1位予想は?

この記事ではサンアントニオ・スパーズを1位にしました。統計モデルはサンダーを1位にするものが多いですが、スパーズとサンダーの2チームが抜けているという見方は、専門家もモデルもほぼ同じです。

東の1位予想は?

ニューヨーク・ニックスです。昨季の王者で、優勝したときの先発5人が残りました。統計モデルも専門家の多くも、ニックスを東の1位に挙げています。

八村塁のクリッパーズは何位予想?

西の12位です。八村はプレーシーズンの3試合すべてに先発し、毎試合チーム最多得点でした。個人の活躍は期待できますが、チームは負傷者が多く、プレーイン圏には届かないと見ています。

まとめ

西はスパーズ、東はニックスが1位という予想にしました。西は6〜10位の混戦、東は上位5チームの厚さが目立つシーズンになりそうです。

開幕したばかりなので、主力の負傷やトレードで状況はすぐに変わります。

参考

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