ダブルダブル
ダブルダブル(Double-Double)とは、1試合で得点・リバウンド・アシスト・スティール・ブロックの5カテゴリのうち、2つで2桁(10以上)を記録することです。「15得点・12リバウンド」のような成績がこれにあたり、複数の分野でチームに貢献した証として広く使われる目安です。
よくある組み合わせ
最も多いのは「得点+リバウンド」で、ゴール下でプレーするセンターやパワーフォワードの定番です。ポイントガードなら「得点+アシスト」が典型で、得点力と司令塔の役割を両立した証になります。一方、スティールやブロックで2桁に届くのは非常にまれで、これらを含むダブルダブルはニュースになるレベルの珍事です。
ダブルダブルの上には何があるか
3カテゴリで2桁に乗せるとトリプルダブルになります。かつては珍しい記録でしたが、ラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)がシーズン平均でトリプルダブルを達成して以降、オールラウンダーの象徴として定着しました。さらに上の4カテゴリ(クアドラプルダブル)はNBA史上でも数えるほどしか例がありません。
評価するときの注意点
ダブルダブルは公式の賞ではなく、あくまでスタッツの節目です。毎試合コンスタントに記録する選手は間違いなくチームの柱ですが、「2桁に乗ったかどうか」だけで貢献度は測れません。9リバウンドと10リバウンドに本質的な差はなく、リバウンドの質や得点の効率まで見るのが正しい評価です。数字の切りの良さにとらわれず、内容とセットで見ることが大切です。
ダブルダブル常連の選手たち
ダブルダブルを量産する選手の代表格が、センターのニコラ・ヨキッチやドマンタス・サボニスです。彼らのように得点とリバウンドが計算できるビッグマンは、シーズンの大半の試合でダブルダブルを達成します。歴代ではウィルト・チェンバレンやビル・ラッセルといった伝説的センターが圧倒的な連続記録を残しており、「ダブルダブルの歴史はビッグマンの歴史」と言っても過言ではありません。
さらにレアな派生記録
ダブルダブルには派生形の記録もあります。有名なのが「5×5(ファイブバイファイブ)」で、得点・リバウンド・アシスト・スティール・ブロックの全5カテゴリで5以上を記録するものです。2桁には届かなくても5部門すべてで数字を残すのは至難の業で、達成者はアキーム・オラジュワンら一握りの万能選手に限られます。こうした派生記録を知っておくと、ボックススコアを眺める楽しみが一段と増えます。