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筋トレグローブの効果とは?本当に必要なのか?
筋トレする時のグローブは、ウエイトトレーニングや自重トレーニングを行う際に、手のひらを保護し、グリップ力を向上させるためのアイテムです。しかし、「本当に必要なのか?」「素手の方が良いのでは?」と疑問を持つ人も少なくありません。ここでは、筋トレグローブのメリットとデメリットを整理し、本当に必要かどうかを判断するためのポイントを解説します。
筋トレグローブを使う主なメリット
- 手のマメ・皮膚のダメージ防止
ダンベルやバーベルを使うトレーニングでは、摩擦や圧力により手のひらにマメができやすくなります。グローブを着用することでクッション性が向上し、皮膚のダメージを防げます。 - グリップ力の向上と握力の節約
バーベルや懸垂バーなどの器具が滑るのを防ぎ、安定したグリップが可能になります。特に手汗が多い人にとっては、滑り止め効果が非常に重要です。また、握力を温存できるため、トレーニングの後半でも高負荷を維持しやすくなります。 - 怪我のリスク軽減
手首固定機能付きのグローブは、手首の過度な曲がりを防ぎ、負担を軽減します。特に手首を使う種目(ベンチプレス、ショルダープレスなど)では、関節保護の観点からも有効です。 - 器具の衛生面の向上
ジムの共有器具には、他の利用者の汗や細菌が付着している可能性があります。グローブを着用することで直接触れずに済み、衛生的にトレーニングできます。
筋トレグローブが不要な場合とは?
一方で、筋トレグローブが不要な場合もあります。
- 素手のグリップ力を鍛えたい場合
グローブを使用すると、握力の補助になるため、素手の握力を鍛えたい人には不向きです。パワーリフターやクライマーのように、強い握力を求める人は素手でのトレーニングが推奨されます。 - 細かいコントロールが必要な種目
軽量ダンベルを使用する種目や、フォームの繊細な調整が求められるトレーニング(ダンベルフライなど)では、素手の方が自然な動きができることがあります。 - フィット感や通気性が気になる場合
グローブによっては手の感覚が鈍くなったり、長時間の使用で蒸れてしまうこともあります。特に夏場のトレーニングでは通気性の良いタイプを選ぶことが重要です。
筋トレグローブの種類と選び方
筋トレグローブにはさまざまな種類があり、目的に応じて選ぶことが重要です。ここでは、主な種類と特徴を解説します。
グローブの素材と特徴
- レザー(本革)タイプ
- 高耐久で摩擦に強い
- 使い込むほど手に馴染む
- 通気性が低く、蒸れやすい
- 合成皮革タイプ
- 軽量で扱いやすい
- 水分に強く、汗をかいても比較的快適
- レザーに比べると耐久性はやや劣る
- メッシュ素材タイプ
- 通気性に優れ、長時間の使用でも快適
- 柔軟性があり、細かい動作がしやすい
- 耐久性が低く、劣化が早いことも
指あり・指なしタイプの違い
- 指あり(フルフィンガー)タイプ
- 手全体を保護し、怪我のリスクを軽減
- 寒い季節のトレーニングにも適している
- 指の動きが制限されるため、細かいグリップ調整がしにくい
- 指なし(ハーフフィンガー)タイプ
- 指先が自由に動かせ、細かい動作がしやすい
- 通気性が高く、長時間の使用でも蒸れにくい
- 手のひら部分のみ保護されるため、指の関節部分は摩擦の影響を受ける
手首固定機能付きグローブの効果
手首をしっかりサポートするためのリストラップ付きグローブもあります。
- 手首への負担を軽減
- ベンチプレスやデッドリフトなど、高重量を扱う際に手首の安定性を向上させる
- 怪我予防
- 手首の過伸展を防ぎ、怪我のリスクを減らす
- デメリット
- 可動域が制限されることがあり、種目によっては不向きな場合も
トレーニング種目別!グローブの必要性
トレーニングの種類によって、グローブの必要性が異なります。それぞれの種目での使用推奨度を解説します。
バーベル・ダンベルを使ったウェイトトレーニング
グローブの使用推奨度:高
- ベンチプレス … 手首固定機能があるとフォームが安定
- デッドリフト … 滑り止め機能が有効
- スクワット(フロントスクワット) … 手首への負担軽減
自重トレーニングでのグローブの役割
グローブの使用推奨度:中
- 懸垂(チンニング) … 滑り止め効果が高く、握力の消耗を抑える
- ディップス … 手のひらへの圧力分散
高強度トレーニング(クロスフィット・HIIT)
グローブの使用推奨度:低〜中
- HIITのような短時間高強度トレーニングでは、手のひらへの負担が少ないため、グローブなしでも十分なことが多い。ただし、バーを持つ動作が多い場合は、滑り止め効果のあるグローブが役立つ。
筋トレグローブの正しい使い方とメンテナンス方法
フィット感を確かめる装着方法
グローブのフィット感は、トレーニング効果に大きく影響します。適切なサイズを選ぶことが重要です。
- 指先が圧迫されすぎないか
- 手のひら全体をしっかりカバーできるか
- リストラップ付きなら手首がしっかり固定されるか
サイズ選びを誤ると、グローブの効果を最大限に活かせないため、購入前に試着するか、レビューを参考にしましょう。
グローブの洗い方・手入れ方法
筋トレグローブは汗を吸収するため、定期的な手入れが必要です。
- 手洗いがおすすめ … 洗濯機はグローブの劣化を早める可能性があるため、ぬるま湯と中性洗剤で手洗いするのが最適
- 乾燥は陰干し … 直射日光や乾燥機は素材の劣化を招くため、風通しの良い場所で自然乾燥させる
特に夏場は、汗による臭いを防ぐためにもこまめに洗うことをおすすめします。
筋トレグローブおすすめモデルと選び方
ここでは、初心者向け・上級者向け・女性向けのおすすめグローブを紹介します。
初心者向けおすすめグローブ
- GOLD’S GYM プロアルティマグローブ(フィット感と耐久性のバランスが良い)
- FREETOO トレーニンググローブ(コスパが良く、初心者でも扱いやすい)
上級者向け高機能グローブ
- Harbinger(ハービンジャー)プロリストラップグローブ(手首サポート付きで高重量トレーニング向き)
- Schiek(シーク)リストラップグローブ 540(本格的なウエイトトレーニングに最適)
女性向けおすすめグローブ
- RDX トレーニンググローブ(手に馴染みやすく、柔らかい素材を使用)
- Nike エレメンタルフィットネスグローブ(デザイン性と機能性を兼ね備えた女性向けモデル)
まとめ|筋トレグローブを活用して快適にトレーニングしよう
筋トレグローブには、手のひらの保護、グリップ力の向上、怪我のリスク軽減など、多くのメリットがあります。ただし、不要な場合もあり、トレーニングの目的に応じて選択することが大切です。
- マメやタコを防ぎたい人 → グローブ推奨
- 高重量トレーニングで手首を守りたい人 → リストラップ付き推奨
- 握力を鍛えたい人 → 素手でのトレーニング推奨
グローブの種類やサイズ選びを適切に行い、正しく使用することで、より快適で安全なトレーニングが実現できます。自分に合ったグローブを見つけ、効果的なトレーニングを継続しましょう!
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